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トピックス

スポーツ健康科学部の高橋克毅助手が The 29th Annual Congress of the European College of Sport Scienceにて「Young Investigators Award」を受賞しました

2024年7月29日 更新

スポーツ健康科学部の高橋克毅助手が The 29th Annual Congress of the European College of Sport Scienceにて「Young Investigators Award」を受賞しました。

2024高橋先生①       (102804)

2024高橋先生②      (102805)

2024年7月2日から7月5日に、スコットランド グラスゴーにて、スポーツ科学領域で世界最大の国際学会の1つである、The 29th Annual Congress of the European College of Sport Scienceが開催されました。

今大会の口頭発表セッションにおいて発表した、「Redefining muscular action: 3D architectural analysis reveals human “adductor” magnus primarily acting for hip “extension” rather than adduction in vivo」が、世界の優秀な若手研究者に対して贈られる「Young Investigators Award(若手研究者賞)」を日本人で唯一受賞しました。

受賞名

Young Investigators Award (Oral presentation, 3rd place)

発表演題

Redefining muscular action: 3D architectural analysis reveals human “adductor” magnus primarily acting for hip “extension” rather than adduction in vivo

筆頭発表者名

高橋克毅(スポーツ健康科学部 助手)

連名者

戸澤博之進(スポーツ健康科学研究科博士後期課程 1年次生)、川間羅聖(スポーツ健康科学部 研究開発推進機構 特別任用助教)、若原卓(スポーツ健康科学部 准教授)

本研究では、MRI技術の1つである拡散テンソル画像法(Takahashi et al. 2022, J Anat)を用いて、人体で最大級の大きさを誇る「大内転筋」の3次元的な形状(生理学的断面積やモーメントアーム長)と股関節に及ぼす作用をヒト生体内で定量評価しました。その結果、大内転筋は、股関節内転(大腿を内側へ引く)よりもはるかに強く「股関節“伸展”(後方へ引く)」に作用することが明らかとなりました。この結果は、「大内転筋は股関節内転筋である」という従来の常識を覆すものであり、ヒト身体運動における機能的意義やトレーニング・リハビリテーションプログラムの再考を促す重要な発見となりました。

関連情報 ECSS GLASGOW 2024
若原研究室HP


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