このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

国際交流・留学

neesima 新島襄

 同志社の教育理念の一つに「国際主義」が挙げられます。新島襄はアメリカでの勉学や視察を通して教育の重要性に目覚め、同志社を設立しました。そのような歴史を持つ同志社では世界に目を向けて学ぶ姿勢を重視し、単にコミュニケーションの道具としての外国語を学ぶだけでなく、世界の文化にふれ、お互いの違いを認め合う学びを実践しています。
 スポーツ健康科学部においても、国際化推進を加速させており、積極的に学生の国際交流・留学支援を行っています。

留学について

一口に留学といっても、様々なケースが想定されます。以下に代表的な留学に関するプログラムを紹介します。

在学留学(派遣留学)プログラム

 同志社大学に在籍しながら海外の大学に留学するケースです。大学では卒業にあたり4年間の在籍が義務付けられており、休学留学の場合は別途不足年数の在籍が必要です。しかし在学留学の場合は在籍期間に含まれ、さらに外国の大学で取得した単位をシラバス等で内容が一致すれば本学部で認定することも可能です。
 同志社大学での在学留学に関しては以下の2通りが想定されます。

1)大学間協定での派遣留学

 同志社大学は現在130以上の大学と学生交換協定を締結しています。外国協定大学派遣留学生制度はこれらの協定校に半年間または1年間留学するプログラムで、本学では現在200名以上を海外の協定大学へ派遣することが可能です。派遣留学には所属学部・研究科にかかわらずほとんどの学生が出願することができ、派遣留学生は留学期間中も同志社大学に在学するため、留学期間が卒業に必要な修業年限に算入されます。選考では本学での学業成績、語学能力、学部・研究科の面接結果、出願書類などが総合して判断されます。留学先では現地の学生と同じように専門科目を履修することができるため、すでに十分な語学力のある方や短期・中期プログラムで語学力を伸ばした方の目標となるプログラムです。

<スケジュール>
(出願期間)
A日程:6月上旬~中旬 (留学期間が翌年2~3月に開始する大学/オセアニア・南米・韓国等)
B日程:10月上旬 (留学期間が翌年6~11月に開始する大学/欧米・アジア等)
※5月頃に派遣留学要項が配布されるので、当該冊子を確認のこと。

2)学部間協定での派遣留学

 現在スポーツ健康科学部では、オスナブルック大学教育文化学部スポーツ運動学科、テュービンゲン大学経済学・社会学部スポーツ科学研究所、ミュンスター大学心理学・スポーツ科学部スポーツ運動科学研究所およびマドリッド工科大学身体活動・スポーツ科学部との学生交換協定を締結しています。 本協定に基づき、各大学に半年間または1年間留学することができます。書類審査、面接審査により選考を行い候補者を決定します。

在学留学(認定留学)について

 大学や学部間協定による留学でない個人が手配した留学であっても、本学部が「認定留学」と決定する場合、留学期間の修業年限への算入が可能であり、また本学部の教育上有益と判断すれば留学中に取得した単位の認定が可能です。
 ただし、派遣留学による在学留学と異なり、以下の点で注意が必要です。

  1. 認定留学の場合、本学の学費と留学先の学費の両方の学費を支払う必要があります。
  2. 認定留学は事前の申請が必要です。事後から遡及して認定することができません。

(参考)
SAFスタディ・アブロード・ファウンデーション
日本スタディ・アブロード・ファンデーション

注意点

 「休学留学」に関してはいかなる事情があっても在学留学とすることはできませんので、修業年限への算入や取得した単位の認定はできません。

授業科目によるプログラム

学部内のプログラム

海外フィールドワーク科目(科目名:スポーツ健康科学特殊講義S)(2015年度より新設)

本学部の専任教員が、海外でのスポーツ健康科学に関するフィールドワークを実施します。
毎年度実施プログラムが変わりますので、シラバスにて内容を確認してください。

過去のプログラム内容

1)ニューヨークをめぐる最先端スポーツビジネスの視察!

 アメリカ・ニューヨークにおける最先端のスポーツビジネスを視察するためのツアーとして実施する。アメリカ四大プロスポーツやカレッジスポーツの試合を観戦するだけでなく、スタジアムやアリーナの施設を視察し、 チーム関係者からの特別レクチャーを受講する。また、大学のスポーツ経営学講義の聴講や、本場ニューヨークでスポーツ・ジョブをつかんだスタッフとの意見交換も。

2)ドイツのスポーツ文化とその背景−マインツとハイデルベルクを中心に−

  • 体育授業やBallschule(ボールゲーム)見学
  • 日本の総合型地域スポーツクラブのモデルとなった地域スポーツクラブ見学や参加(子どものスポーツ,競技スポーツ,高齢者スポーツなど)
  • ドイツ在住日本人スポーツエージェントと武術指導者の講演など
  • マインツ大学スポーツ施設隣接のドイツスポーツ連盟宿舎<個室>に宿泊(肌で感じるドイツのスポーツ.ドイツコーチング留学の多様な外国人から学ぶドイツの発展途上国スポーツ支援など)

3)カナダをめぐるアイスホッケー文化を体験!~スポーツと生活の関わりとの視点から~

①カナダ国技であるアイスホッケーを中心としたスポーツ文化事情を学ぶ。プロアイスホッケー、マイナーリーグ等の試合観戦(ショービジネス見学)。
②プロスポーツ競技場見学(競技施設整備)。
③公共スケート場(屋外・屋内)でスケート体験(公共サービス体験)。
④ホッケーの殿堂見学(アイスホッケー史学習)。
⑤市内散策(ホッケーと衣食住環境との関わりを学習)

留学に関する奨学金制度について

1)大学からの奨学金制度

留学に関する奨学金概要(国際課オリジナルページ)

2)学部(スポーツ健康科学会)からの奨学金制度

 本学部生および大学院生が大学および学部間協定による派遣留学者となる場合に、在学中に1回を限度に10万円の奨励金を事前に支給します(サマープログラムなどの科目による海外修学は対象外です)。なお、奨励金受給者は、帰国後に海外の大学での生活および学修の様子などを在学生に発表する機会などに貢献していただきます。

英語に関する学習支援について

TOEIC® テスト、TOEFL® テスト等の学部からの受験料補助制度について

詳細はスポーツ健康科学会のページを参照してください。

TOEIC® テスト、TOEFL® テスト等の英語外部試験受験料補助制度

在学生メッセージ

留学生 山岸  (100378)

山岸大輝さん


留学生活を経て、スポーツへの関わり方に新たな視点が生まれました

学部間協定を利用してドイツに1年間留学しました。もともと世界史や外国の歴史的建築物などが大好き。一方でサッカージュニアコーチを務めた経験から、将来は海外でサッカーの指導者になりたいと考え、大学ではコーチング論などを学んでいました。その2つの関心を抱いて留学したのがオスナブルック大学でした。

現地では英語で行われる授業を中心に受講し、ドイツ語とスペイン語の語学の授業にも力を入れました。感銘を受けたのはドイツ人学生の積極性。彼らの姿勢に影響されて、私も一段と成長できたのではと思います。オスナブルックの近くにドルトムントという都市があります。ドイツのトップリーグで活躍する、有名なサッカークラブの拠点です。現地で試合を観戦して、規模や観客の熱狂度に圧倒されました。この熱をどうすれば日本にも導入できるのだろうと、新たな興味が生まれました。そこからスポーツマーケティングやスポーツ政策の立場からスポーツを盛り上げる研究にも関心が向き、現在は卒論のテーマを再検討しているところです。海外への強い関心から留学を志した私ですが、日本の素晴らしさに外から気づけたことも大きな収穫でした。逆に日本が好きで海外にはあまり関心がないという人も、留学を経験すれば、新しい視点で日本の魅力を発信できるのではないでしょうか。自分の世界を広げるために、ぜひチャレンジしてください。

なお学部間協定での留学は、応募して1年後に行くシステムです。3年生になると演習などの必修科目があるので、1年生から計画的に準備をすれば、休学せずに4年間で卒業することも可能です。