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スポーツ健康科学研究科博士後期課程1年次生の山本聖也さんが筆頭演者を務めた研究が、第47回日本肥満学会・第44回日本肥満症治療学会学術集会にて「第1回 運動療法賞」を受賞しました!

2026年10月6日 更新
田中さん表彰  (142980)

 2026年10月3日〜4日にライトキューブ宇都宮で開催された「第47回日本肥満学会・第44回日本肥満症治療学会学術集会」において、同志社大学スポーツ健康科学部運動処方(石井好二郎)研究室が【第1回 運動療法賞】を受賞しました。
本賞は、肥満症・メタボリックシンドロームに対する運動療法に関する研究発表・活動を奨励する目的で2026年2月に新設されたものであり、その栄えある第1回目での受賞となりました。
・受賞名:第1回 運動療法賞
・発表演題:小学校区の社会経済的困窮度と肥満・痩身傾向児割合との関連:学校レベルの縦断的検討
・筆頭発表者名:山本聖也(同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科・博士後期課程1年次生)
・連名者:森隆彰、大石寛、櫻庭宙、藤浪大輔、花野宏美、池上健太郎、山口寛基、小林博隆、石井好二郎


研究内容の概要

【背景・目的】
 小児の肥満には社会経済的格差が影響することが知られていますが、その縦断的な推移や痩身傾向との関連については不明な点が多く残されていました。本研究では、地域の社会経済的困窮度が小学3年生時点の肥満および痩身割合に及ぼす影響と、小学5年生までの推移に及ぼす影響を縦断的に検討しました。

【対象・方法】
 大阪府内の公立小学校(分析対象448校)のデータを活用し、2023年度の小学3年生を2025年度(小学5年生)まで学校単位で追跡する縦断的コホート研究を実施しました。地理情報システム(GIS)を用いて小学校区を評価し、国勢調査などの既存統計情報から地域の社会経済的困窮度を表す「地理的剥奪指標(ADI)」を算出して分析を行いました

【結果・考察】
 解析の結果、小学3年生時点において、ADIが高い(社会経済的困窮度が高い)小学校区ほど、肥満割合が有意に高いことが明らかとなりました。一方で、進級に伴う格差の拡大・縮小は認められず、3年生時点で形成されていた格差が5年生まで概ね維持されることが示されました。痩身割合については進級に伴う増加が見られましたが、小学3年生時点のADIとの有意な関連は認められませんでした。
 この結果から、小児肥満の格差縮小においては、高学年になってからのアプローチだけでなく、就学前や低学年における早期の地域の社会経済的背景を踏まえた予防的アプローチが極めて重要であることが示唆されました。



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スポーツ健康科学部事務室・スポーツ健康科学研究科事務室

TEL:0774-65-6030
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E-mail:jt-spojm@mail.doshisha.ac.jp

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