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2019年度スポーツ健康科学研究科博士前期課程修了生,杉山愛さんの修士論文の一部で,Neuropsychopharmacology Reportsに掲載された論文が,NPPR Article and Review Awardsを受賞しました。

2024年9月26日 更新

2019年度スポーツ健康科学研究科 博士前期課程を修了した杉山愛さん(指導教員 井澤鉄也)の修士論文の一部を公表した論文で,日本神経精神薬理学会と日本臨床精神神経薬理学会の機関誌であるNeuropsychopharmacology Reportsに掲載された「Effects of physical activity and melatonin on brain-derived neurotrophic factor and cytokine expression in the cerebellum of high-fat diet-fed rats」がNPPR Article and Review Awards を受賞しました。


2024スポ_杉山愛さん     (104652)

肥満や高脂肪食摂取(HFD)によって脳由来神経栄養因子 (BDNF) の発現低下と炎症誘発性サイトカインの発現増加が海馬や大脳皮質で観察され,こうした変化は認知機能や運動機能の低下に関わっているとされています。

この論文は,運動トレーニング (ET),メラトニン投与 (MT),またはそれらの組み合わせが,HFDラットの小脳における BDNF およびサイトカインの発現に及ぼす影響を評価したものです。

その結果,ET単独あるいはMT単独の介入は,小脳の BDNF 発現レベルに影響を与えませんが,ETとMTを組み合わせるとBDNF 発現レベルが著しく増加することがわかりました。

さらに, HFD はラット小脳において炎症誘発性サイトカインのタンパク質発現レベルを増加させ,抗炎症性サイトカインのタンパク質発現レベルを低下させてしまいますが,ET はこうしたHFD 誘発性のサイトカイン発現変化を修正し, ET にMTを組み合わせた介入が ETの効果をさらに高めることが明らかとなりました。

関連情報 -外部リンク-WILEY online  library
-外部リンク-Neuropsychopharmacology Reports


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